子どもの免許取得で2台目の車を購入。おトクな自動車保険の入り方とは?

新年度を迎え、入学、入社などによる生活環境の変化に伴い、新しく2台目の車を取得するという方も多いでしょう。
その2台目の車のための自動車保険ですが、子ども世代だと年齢的に保険料が結構高くなり、びっくりしたという方も多いのではないでしょうか?

こんな時こそ自動車保険の見直し時。
現在加入中の自動車保険を含め、保険料を抑える方法の例をいくつか挙げていきたいと思います。

まずは保険の一括見積もりサイトで比較検討してみる

自動車を購入する際、普通は自動車ディーラーさんで自動車保険加入の提案を受けると思いますが、そこは一考を。
なぜなら、その保険が本当に最適なものとは限らないからです。
自動車ディーラーが保険代理店資格を持っているケースは多いですが、そのほとんどが一社専属契約の代理店なのが実情です。
紹介される保険商品はおそらく契約先の商品のみになりますので、複数の保険会社の商品を比較して最適なものを提案するといったことは期待できません。
そのため、自分にとって必要な自動車保険を比較検討するツールとして、多くの保険会社を取り扱っている一括見積もりサイトで一度は見積もりを依頼してみることをおすすめします。

契約内容の見直しを検討してみる

自動車保険は、契約の仕方次第で保険料を抑えることができます。
例えば補償範囲を変えるだけでも、かなりの差が生じるのです。
実際にある保険会社で見積もりを行ったところ、被保険者が20歳で、運転者の補償範囲を「補償限定なし」と「家族限定」にして比較してみると、一時払いの場合でも12,000円ほどの開きがありました。
「家族限定」には、同居の家族だけでなく「記名被保険者またはその配偶者の別居の未婚の子(例:下宿中の大学生の子ども)」まで含まれるため、ほとんどの場合は「家族限定」で事足りるかと思います

「等級の引き継ぎ」という裏技で保険料を抑える

あまり知られていませんが、世帯で支払う保険料の総額を抑えるために家族間の等級の引き継ぎ(継承)を活用するという方法があります。
家族間の等級の引き継ぎとは現在の等級を同居の家族にそのまま引き継げる制度で、車に乗らなくなった方が家族に車を譲る際などに使われるのが一般的です。
ただし、この制度における家族とは、先ほど挙げた補償範囲における家族限定の家族とは条件が異なり、同居していることが条件となっていますのでご注意ください。
それでは、この制度をうまく活用する実例を取り上げてみます。

50歳のAさんは、これまで無事故でゴールド免許。
自動車保険の等級は最高等級の20等級です。
現在乗っている車とは別に、20歳の息子のために新車を購入します。
この新車の自動車保険に等級の引き継ぎを行うと、20歳の息子は保険に新しく加入するときの本来の等級である6等級ではなく、いきなり20等級からスタートできるため保険料がお得になります。
一方、今まで乗っていた車の保険は新たに加入することになります。
こちらは、6等級から再スタートすることになりますが、年齢条件割引やゴールド免許割引などを適用できるため、通常の新規契約よりは保険料をかなり抑えられます。
こうすることで、新車の自動車保険だけを新たに契約するよりもトータルコストを抑えることができるのです。

ただし、上記の例にはひとつの注意点があります。
それは当然のことなのですが、20歳の息子が事故を起こすと等級に影響を及ぼすということです。
頻繁に事故を起こすような場合、保険の加入自体を断られるケースも報告されています。
せっかく引き継げた等級を無駄にしないためにも、このことを安全運転を促すきっかけにしていただきたいと思います。
また、家族間の等級引き継ぎには、保険会社所定の申請手続きなどが必要です。
こちらは、保険会社の担当者に引き継ぎたい旨を申し出れば、すぐに具体的な方法を指示してもらえますので、上記の例のようなケースに当てはまる方は、一度相談してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

真多 美恵(ファイナンシャル・プランナー)
  • 1991年 5月 二種外務員資格取得
  • 1999年 5月 2級FP技能士取得
  • 2005年 4月 真多美恵FP事務所 設立

1991年某大手証券会社に入社し、在職中に日本FP協会AFP(2級FP技能士)資格を取得。
2001年、出産・育児のため一旦専業主婦に。
その後は、独立系FPとして活動を開始し、webコンテンツ・セミナー企画・講師活動・雑誌コンテンツ・TV番組企画・監修に携わる。
現在は、後進のFP資格取得希望者向けの研修講師として活動中です。