初心者のための自動車保険講座【第1回~自動車保険って何?~】

自動車保険を見直す意義

生活費が苦しいとき、あなたならどういったところを見直しますか?

まずは日々の食費や日用雑貨の見直しを考えるという方は、少なくないと思います。
しかし実は、より効果的で、かつ生活の質を落とさずに済む方法があるのです。

それは、固定費を見直すという方法です。
見直す際にはひと手間かかりますが、いったん見直してしまえば何もせずに今までよりも出費を減らすことが出来るので、ぜひ検討してみてください。

さて、この家計に占める固定費ですが、代表的なものを金額が大きい順に並べると、次のようになります。

  • 家に関連する費用
  • 車に関連する費用
  • 生命保険
  • 携帯電話

自動車保険の保険料は、上記「車に関連する費用」の中で特に費用を抑えやすい項目です。

車を購入するときは、どうしても金額の大きい車両本体の価格に目が行ってしまいがちです。
ところが、5年、10年という長いスパンで見ていくと、実は車のランニングコストや維持費の方がずっと高い場合もあります。

車の維持費の内訳を挙げると、おもにガソリン代、消耗品(オイル、タイヤ、バッテリーなど)の費用、車検費用、税金、自動車保険の保険料といったものが挙げられます。
このうち、自動車保険の保険料以外は、車の車種や年式などである程度金額が決まっていますので、これらの費用は購入時の検討材料となるものです。
一方、自動車保険の保険料は、補償内容や補償額などをカスタマイズすることによって大きく変わってきますし、同じ補償内容でも保険会社の違いだけで大きな差が生じることもあります。

自動車を購入した時にディーラーに勧められるままに自動車保険に加入し、それ以後見直した事が無いという方は、この機会に自動車保険の保険料を見直してみてはいかがでしょうか?

自賠責保険と任意保険の違い

ここまでは、自動車保険を見直すことの意義についてご説明しました。
ここからは、自動車保険についてより詳しく説明していきたいと思います。

まずは、自賠責保険と任意保険の違いについてです。

車をお持ちの方なら必ず加入している保険があります。
それは、「自賠責保険」です。
この自賠責保険は、法令で加入が義務付けられているものであり、どの保険会社で入っても金額や内容は同じです。
( 平成27年3月現在、普通自動車の場合3年で39,120円)

しかし、この自賠責保険で補償されるのは以下の内容のみとなります。

  • 被害者の傷害による損害(被害者1名につき120万円)
  • 被害者の後遺障害による損害(被害者1名につき最大3,000万円)
    ※常時介護を要する障害の場合には、最大4,000万円
  • 被害者の死亡による損害(被害者1名につき3,000万円)

つまり、上記を超える賠償義務が発生した場合や、物損事故(車両や建造物の破損)の補償、自分自身の死傷による損害、自分の車の損害など、多くのケースでは十分に補償されないのです。

例えば死亡事故を起こしてしまった場合、損害賠償の額は数億円規模になることがありますが、自賠責保険だけでは全く足りません

そこで、自賠責保険で補償されない部分をカバーするために、「任意保険」が登場します。
いわゆる「自動車保険」とは通常、この「任意保険」のことを指していて、当然補償内容などをある程度自由に設定でき、それに応じて保険料も変わってきます。
補償内容と保険料のバランスが重要となるのですが、当講座ではその決め方について、できる限りご説明してまいります。

次回(第2回)では、自動車保険の補償項目について説明します。

この記事を書いた人

島本 啓介(ファイナンシャル・プランナー)
  • 2013年7月 2級FP技能士取得
  • 2014年2月 AFP登録
  • 2014年4月 全国ネットワークのFP集団「FPヒーローズ」に参画

大手通信会社、ITベンチャー企業に勤務後、保険業界に転身。
お客様の将来の不安や悩みを解決するためには、金融全般の知識が必要と思いFP資格を取得。
全国の仲間たちと情報共有・切磋琢磨し活動中。