基礎から学ぶ自動車保険⑤【少しでもお得に契約するには】

保険料の違いはどこから生まれるか?

自動車保険をはじめとする保険の基本的な考え方において、保険料は「純保険料」と「付加保険料」を合わせたものとされています。
純保険料は保険金などとして支払われる原資となる部分で、付加保険料は保険会社の経費や利益となる部分です。
このうち純保険料については、「損害保険料率算出機構」が発表する「参考純率」を基に算出されるものですので、基本的に保険会社による違いは生まれません。

一方、付加保険料については、保険会社の人件費や代理店への手数料などが関わるため、保険会社による違いが生まれやすい部分です。
一昔前までは、自動車保険は代理店を通じて加入するのが当たり前でしたが、電話やインターネットなどで直接申し込みができる「ダイレクト系損保」の台頭により、以前よりも保険料を抑えた商品に加入できるようになりました。


そのため、これから自動車保険に加入するという方は、ダイレクト系損保の中から自動車保険を選ぶことをおすすめします。
特に、インターネットで契約をするだけで受けられる「インターネット契約割引」は、それだけで年間で数千円~1万円程度の割引になりますので、ぜひ利用していただきたいものです。

他にも、新車割引やセカンドカー割引、イモビライザー(盗難防止装置)割引、証券のペーパーレス化による割引など、条件を満たすだけで適用できる割引制度が各社で用意されています。
特に運転者を限定することで受けられる割引は、条件を満たしやすいため適用できないか検討していただきたい割引制度です。

すべては必要な補償内容を十分に検討してから

とくに現在自動車保険に加入されている方は、支払いを年払いにしたり、自動車保険をそのまま継続するだけで受けられる割引などでも保険料が安くなりますので、補償内容を十分に検討した上で、まずは今の自動車保険を安くする方法を検討してください。
そのうえで、他社の自動車保険と比較をしてみることをおすすめします。
現在では、複数の保険会社の見積もりを一括で依頼できるサービスなどもありますので、そういったサービスの利用も検討してみてください。

何より大事なのは、必要な補償を受けられる自動車保険に加入するということです。
前回までにお伝えした内容を参考にしていただき、万が一の時に事故の相手やご自身、そしてご家族に対する手厚い補償が得られるということが自動車保険でもっとも重要な事です。
そのうえで、保険料や補償内容に無駄がないか、適用できるのに適用できていない割引がないかを確認していただきたいと思います。

この記事を書いた人

大滝 よう子(ファイナンシャル・プランナー)
  • 2010年 住宅ローンアドバイザー資格取得
  • 2011年 損害保険募集人資格・シニアライフコンサルタント資格取得
  • 2012年 2級FP技能士取得、AFP登録
  • 2014年 消費生活コンサルタント資格取得

自宅購入を機に住宅ローンアドバイザー資格を取得し、国内大手生保会社勤務を経て独立。
FP事務所を開設すると共に、元々やっていた漫画家として復帰。
現在は、金融記事やマネーコラムの執筆、それに合わせた一コマ漫画やイラスト等を週刊漫画誌等に連載中。