基礎から学ぶ自動車保険④【どのような補償内容にすべきか?】

前回は必要最低限の補償内容についてお話ししました。
その際に、人身傷害補償保険のように、契約者の状況によっては必要のないものがあるということをお伝えしました。
今回は、こうした契約者の状況に応じて契約すべきものを中心に説明していきたいと思います。

車両保険は加入するべき?

車両保険は、契約している自動車が事故や盗難などにより被害を受けた際の修理費用などを補償するものです。
そのため、ある程度の修理費用がかかるようなら新車に買い換えるつもりだと割り切っている方などにとっては必要のない保険です。
当然、新車や高級車などの場合は車両保険を付けないわけにはいきませんが、自損事故を補償の対象から外すなど、補償の範囲を限定したり、免責金額を設定したりすることで保険料を抑えることは可能ですので、気になる方は契約内容を確認してみてください。

他にはどんな補償があるの?

ここまでは主な補償項目について説明してきましたが、保険会社によっては他にもいろいろな保険や特約を用意していますので、一部をご紹介したいと思います。

まずは無保険車傷害保険です。
これは、契約した自動車に搭乗中の事故で、死亡または後遺障害を負ったものの、相手が不明、無保険車といった場合で、十分な補償を受けられないときに保険金が受け取れるというものです。
対人賠償責任保険に加入していない車は全体の20%以上存在しますし、盗難車による事故などでは相手がわからない場合があります。
自動付帯となっている場合もありますが、万が一のときのためにぜひとも付けておきたい保険です。

続いては、弁護士費用についてです。
事故が起きた際、契約者に少しでも責任がある場合は保険会社が相手方と示談交渉などを行います。
ところが、停車中に追突されるもらい事故など、契約者に全く責任がない場合については、保険会社が相手と交渉することはできません。
そんなときにかかる弁護士費用や訴訟費用などを補償する保険や特約があるのです。
こちらも自動付帯となっている場合がありますが、先の無保険車傷害保険と同様に、万が一のときのためにぜひとも付けておきたいものです。

他にも、他人から借りた自動車で事故を起こしてしまった場合に自分の自動車保険を適用させることができる特約や、ロードサービスを無料で利用できる特約、事故時の代車や宿泊にかかる費用を補償する特約なども用意されています。
これらの中には、あまり車を運転することがない方にとっては不要なものや、クレジットカードの付帯サービスなどで補えるものなどもありますので、補償内容をご自身の状況に応じて調整していただきたいと思います。

この記事を書いた人

大滝 よう子(ファイナンシャル・プランナー)
  • 2010年 住宅ローンアドバイザー資格取得
  • 2011年 損害保険募集人資格・シニアライフコンサルタント資格取得
  • 2012年 2級FP技能士取得、AFP登録
  • 2014年 消費生活コンサルタント資格取得

自宅購入を機に住宅ローンアドバイザー資格を取得し、国内大手生保会社勤務を経て独立。
FP事務所を開設すると共に、元々やっていた漫画家として復帰。
現在は、金融記事やマネーコラムの執筆、それに合わせた一コマ漫画やイラスト等を週刊漫画誌等に連載中。