3分で理解する。リスク細分型保険

admin

変わる自動車保険

かつて自動車保険といえば、どの保険会社で加入しても大きく保険料が変わることがありませんでした。
加入にあたっては、事故のリスクに影響する運転者の年齢や車の排気量が考慮されるくらいで、どこでも似たり寄ったりだったのです。
ところが、1996年に日本でも金融自由化が行われ、保険業界でも外資系保険会社の参入やカタカナ損保などの新しい保険会社を中心に、新しい保険料率の決め方であるリスク細分型保険が導入されました。

リスク分散型保険へ

現在では、日本の大手損保も含め、ほとんどの会社でリスク細分型保険が主流になっています。
リスク細分型保険とは、自動車事故の起こるリスク要因を細かく分析し、事故を起こして保険金を支払うリスクが低い人には安い保険料を、保険金支払いのリスクが高い人には高い保険料を支払ってもらい、保険料に差を設けて契約者間の公平を保つという方法です。

リスク要因で決まる保険料

リスク要因については保険会社ごとに少し異なりますが、一般的なものとしては以下のようなものがあります。
ノンフリート等級、年齢、運転者限定、居住地域、使用目的、免許証の色、走行距離、車種といった感じです。
まず、等級と言うのは昔から存在していますが、6等級からはじまって、1年間無事故ならば等級がアップし、事故を起こすと等級がダウンします。
最高は20等級で、等級が高いほど事故を起こすリスクが少ないので、保険料がやすくなります。
年齢は全年齢・21歳以上、26歳以上、30歳以上、35歳以上などと分かれます。
補償する年齢の幅が広く若い人が含まれるほど、運転が未熟であったり、時に無謀な運転をする可能性があるので保険料が高くなり、年齢が上がって運転経験が増え、落ち着いてくるほど保険料は安くなります。

運転者限定には本人のみ、夫婦のみ、家族のみなどがありますが、運転する範囲が限られるほど保険料は安くなるのは、直ぐにお分かりいただけるでしょう。
居住地域は都道府県別の交通事故発生データを基に割り出しており、事故が多い地域ほど保険料は高くなります。
使用目的は日常・レジャー、通勤・通学、業務使用に分かれ、運転頻度の少ない日常・レジャー目的ほど、事故を起こす確率が低いとして保険料が安くなります。
免許証の色は当然ながら、優良ドライバーの証であるゴールド免許が有利です。

走行距離は短いほど、事故を起こす確率が低いとして安くなっています。
車種はスポーツタイプなどスピードが出やすい車ほど、また車両保険においては盗難に遭いやすい人気車種ほど高くなる傾向にあります。
リスク細分型のメリットとデメリットは、たとえば、20等級・35歳以上・ゴールド免許・本人限定・日常・レジャー目的、5000キロ未満なら、最高に安くなる条件が揃いますが、逆に6等級・19歳・ブルー免許・運転者限定なし・業務使用、1万キロこしなどとなってくると保険料が大幅にアップしてしまいます。
こればかりは、統計であり個人の責任ではないので仕方ない部分ですね。

3分で理解する基礎知識 人気記事